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ムクナ豆が奏功したパーキンソン病の2症例
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症例報告
ムクナ豆が奏功したパーキンソン病の2症例

   
 
岩﨑真樹12、湯浅龍彦2
 
1)木更津杏林堂、2)鎌ヶ谷総合病院脳神経内科

 
 
背景:PDは、振戦、固縮、動作緩慢などの運動症状に、多彩な非運動症状を伴う。その背景に黒質ドーパミンニューロンの減少があり、こうした中で、効果不十分例や、ウェアリングオフ/ジスキネジアなどの運動合併症をきたす例が増えている。PDの治療目標は、線条体のドーパミンの安定的供給continuous dopaminergic stimulation (CDS)にある。
 
目的:今回ムクナ豆を食することによって、症状の安定的改善の得られた2症例を紹介する。
 
結果:症例1は、50代女性、PD罹患歴11年。薬が増えるとジスキネジアが出るようになった。これに対して、ムクナ豆食にて症状が安定した。本例ではムクナ豆併用によって、PDQ39が有意に改善した。症例2は、PD罹患歴6年の60代の女性。振戦と固縮でピアノが弾きにくくなった。ムクナ豆食を勧め、症状が安定した。こうして、2例とも、ムクナ豆を抗パ剤と併用して生活設計し、抗パ剤は補助的に使っている。その結果、ウェアリングオフやジスキネジアが減少し、良好なADLが得られている。
 
考察:PDではさまざまな合併症によって治療が障害され、QOLが低下する。PD治療の目標は、CDSの確立にあるが、これら2症例では、ムクナ豆食が有効に作用したと考えられた。その背景には、ムクナ豆に含まれるドーパミンとその他の様々な活性物質の存在があると推測した。
 
結論:L-Dopaの治療効果が減弱し、ADLの低下したPD患者2症例にムクナ豆食を試み、いずれもADLが改善した。ムクナ豆食による副作用は見られず、PDの食事療法の一環にムクナ豆が貢献する可能性が示唆された。
 
(542文字)
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