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第9回予防鍼灸研究会定例会
予防鍼灸研究会について > 例会開催案内
日時2022/03/27 16:00~18:30
場所ZOOM開催
代表者金井友佑
単位未定
領域脳・神経科/消化器科
更新日
概要  テーマ:腹診・舌診
第1部:実技供覧
「鍼灸臨床の序章ー刺さない鍼の実技」
講師:鍼灸和友堂 一ノ瀬宏

第2部:特別講演 漢方入門講座『腹診・舌診』
講師:和光鍼灸治療院・漢方薬局代表 平地治美

第3部:フリートーキング「腹診・舌診」
備考 参加方法:参加は申込みフォームから
参加資格:鍼灸師・鍼灸学校生・医師・医療従事者・介護従事者など
参加費: 会員/1,000円
     非会員/2000円
申し込み時に知らせる指定ゆうちょ銀行に振り込んでください。
お問い合わせ:gunkojin@gmail.com(岩﨑)

第9回予防鍼灸研究会定例会 抄録 特別講演 平地治美先生 漢方入門講座『腹診・舌診』

舌診と腹診 漢方の診断方法の「四診(ししん)」は、全て五感を使って行います。 「患者を診断をする時は、この四診を総合して注意深く行わなくてはならない」 と、漢方の古典である『黄帝内経』にも注意が促されています。 一つの診断に偏ることなく四診からわかることを総合的に注意深く判断して診断をすることの重要性は、現代の臨床にも共通します。注意深く丁寧な漢方の診断・治療は、古来から現在、未来 へと伝承するべき患者への愛の形ではないでしょうか。  今回の講座では、四診の中でもコツを必要とする診断である「舌診」と「腹診」の基礎につい て学びます。 腹診は四診の「切診(せっしん)」、舌診は「望診(ぼうしん)」に含まれますが、 それぞれを行うにあたり注意するべきこともあります。 正しく行えば熱や冷えの有無、水分の過不足、血行の良し悪しなど体の中の様々なことを知るこ とができます。そして、患者さんと診断を共有することで養生の指導もスムーズに行うことができ ます。  本講座をきっかけに、自分や患者さんの舌を観察し、日々の臨床の幅を広げる一助にしていただ ければ幸いです。

第9回予防鍼灸研究会定例会 抄録 実技供覧 「鍼灸臨床の序章ー刺さない鍼の実技」

一ノ瀬宏先生(鍼灸和友堂)

皮膚表面の虚実をとらえて、刺さない鍼等を用いて補寫を施す、その細やかな微刺激を患者さんの直截的な感覚受動性ゆだねて、心身の不平衡を整え、そして心のざわめきを平らかに、次の未知なる機転につなげられるようなつもりで鍼灸臨床供覧したいと思います

第9回定例会    振り返り①
〜やはり舌診は大事です
予防鍼灸研究会の第9回定例会が無事に
終了しました。ご参加頂いたみなさま、
ありがとうございました。

今回、腹診・舌診のすばらしい著書の
作者であらせられる平地治美先生に
講演をお願いいたしました。
どちらかと言えば腹診のお話を
聴きたくてご参加いただいた先生方
多かったのではないでしょうか?
ですが、一視聴者として感想を
述べますならば、今回の講演ではしろ、
舌診のお話にひきこまれました。

事前アンケートでは、腹診に比べて舌診は
あまりやりません、とお答え頂いた先生方が
多数おられました。
ですが平地先生のお話を聞いた後、
患者さんの病態を知るうえで、
舌診を抜かしていることが
どんなにもったいないことであるか、
い知らされる気がしました。
コロナにかかった人はどんな舌をしているか? 初期、中期、終盤でどのように
変化するのか? 
そんなお話も大変興味深かったです。
ご本人もおっしゃっていましたが、
舌診と腹診を両方で30分では
とても時間が足りない、と。

ぜひ、また機会を設けて腹診についても
もっともっとお話をうかがいたいものだと
思いました。

ご参加のみなさま、本当にありがとうございました。

振り返りその②では、第一部にご登場頂き
実技供覧に預かりました

一ノ瀬宏先生について、ご紹介して参ります。
お楽しみに!

#第二回例会振り返りその①

第9回定例会 振り返りその②
〜なぜ、刺さない鍼なのか?

第9回定例会をまだまだ振り返って
参ります。

第一部では、刺さない鍼を主に用いて
治療されておられる、東京都豊島区要町の
鍼灸和友堂の一ノ瀬宏先生にご登壇頂き
銀のてい鍼による「刺さない鍼の治療」の
実技を見せて頂きました。

着衣の上から、ほとんど触れるか
触れないかのとても精妙な手技を
見せて頂いた後に、施術を受けた方の感想をお聞きしました。
手技を受けている間、押圧されているような感触は
ほとんどなかったにも関わらず、一ノ瀬先生の手はとても温かく、氣の流れのようなものを終始感じておられた、というのです。
一ノ瀬先生はなぜ、刺さない鍼治療をされるに至ったのか?
そのような「氣流れる手」をどのようにお作りになったのか?
例会後にお電話にて追加取材をさせて頂きました。

●顔面神経麻痺を治してしまう電気鍼に衝撃をうけて鍼灸師の道へ
一ノ瀬先生は長崎県のご出身。
理科の先生になるべく東京の大学に進学したものの、
ご卒業当時1975年は大学紛争真っ盛り。
長崎県の教職員採用試験の倍率はなんと600倍。
あえなく不採用となった時、銭湯で知り合った先輩のご紹介で街の小さな診療所での
アルバイトを始めました。
西洋医学の医師が、顔面神経麻痺の患者さんの顔面に鍼をし、通電することで患者さんの痛みがみるみる軽くなっていくのを日常的に
見て、鍼の世界へと誘われます。大学卒業の翌年、一ノ瀬先生は鍼灸専門学校に入学されたそうです。
今のかなりソフトな刺激量の治療とは真逆の、深く刺して電気もバンバン流す治療をされていた先生。

●癌末期の患者様が鍼通電で悪化
そんなある日。
癌末期の患者さんの治療に携わることになった一ノ瀬先生に転機が訪れます。
明日の命をも知れぬほど具合の悪い癌の末期である患者様にいつもの通電治療を施した翌日。患者様をお訪ねすると、前日から更に更
に悪化してしまっていたのです。弱っている患者様への明らかなドーゼオーバーでした。
この経験が深刺しからの通電治療という今まで行ってきたご自分の治療法を反省し、見直すきっかけになったのでした。

●布団の上からかざした手が感知したもの
また、師匠にあたる恩師がいくつもの癌を併発し、苦しみの床にある時、こんなこともありました。
寒がって分厚い布団をかぶって寝ておられる恩師の、その布団の上30センチも上から一ノ瀬先生がふと手をかざして、足先から膝へ
と手をゆっくり動かしていると、ふと陰陵泉のところで手が自然に止まってしまった(その頃すでに、一ノ瀬先生の手はかなり繊細な
ものを感じ取れる感受性を見につけておられたのでしょうね)。
すると、恩師は一ノ瀬さんにこう告げられたのだそうです。
「一ノ瀬君。今の手技はとても気持ちが良かった…」
と。
布団の上から30センチ離れた距離からかざした手に、患者さんが「気持ち良い」と感じさせる何かがある。
30センチ離れた距離から患者さんの下肢に澱む邪?を感知するこ
とができる手の不思議。
二つの出来事が転機となり、一ノ瀬先生は自作の通電機を捨ててしまったそうです。
深刺し、通電。
人を治すのにそんなに強い刺激はいらないのではないか?
その時、一ノ瀬先生は37歳になられていたそうです。
まだまだお話を伺っていたかったですがご多忙の一ノ瀬先生をこれ以上お引き留めするわけにもいかず、、、追加取材はここまでとなりました。
一ノ瀬先生の刺さない鍼治療にご興味おありの先生方はぜひ、豊島区要町の鍼灸和友堂で治療を受けてみてください!

#予防鍼灸研究会
#sgpam

事務局:
〒168-0081
杉並区宮前1-20-29
シャンボール高井戸203
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