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認知症について~当院での~取り組み~
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認知症について~当院での取り組み~  

 
小川病院糖尿病/物忘れセンター長国立病院機構徳島病院名誉院長 脳神経内科 足立克仁 

 
「抄録」

目的:物忘れ専門外来では、必要に応じ抗認知症薬を投与してきた。しかし、進行した認知症には投薬しても十分な効果が得られないため、早期の認知症に焦点をあて、地域活動を開始した。また、本県は糖尿病による死亡率が全国一高いため、さらに糖尿病と認知症は密接な関係があるため、糖尿病対策も合わせ活動を行った。すなわち「糖尿病/物忘れ教室」として両疾患を同時に取り扱った。

対象と方法:教室は、2016年9月から2019年9月の3年間で延べ参加人数は最大で年間338人、年毎に徐々に増加した。1回当たりの平均参加人数は23.4名で、男女比(1対3.6)は女性が多く、65歳以上の高齢者が大半であり、居住地は殆どが鳴門市内であった。これら参加者に下記の評価を行った。

結果:2019年9月に行った物忘れ相談プログラム(日本光電製)による評価値(MSP値)では、30名中5名に低値がみられた。3年間の経過を追えた18名中、高度に進行した者はいなかった。他方、2018年11月に行った血糖測定では、糖尿病として血糖降下剤服用の5名を除いた24名中13名はこの教室で初めて発見された食後高血糖であり、この内2名はMSP低値と食後高血糖が重なっていた。

結論:糖尿病と認知症を一つの教室で同時に取り扱うことにより、参加者の意識の高まりが得られ、早期対策の面からも大きな意義があると考えた。
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