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岩﨑・湯浅パーキンソン病を背景に精神症状をきたした一例
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症例報告
パーキンソン病を背景に精神症状をきたした1

   
 
岩﨑真樹1)2)、湯浅龍彦2)
 
1)木更津杏林堂、2)鎌ヶ谷総合病院
 
 
背景と目的:呼気鍛錬リモートクラスに、東南アジア在住のパーキンソン病(PD)の方が参加されている。その方が、不安とパニック障害を呈した。コロナパンデミックの中で、如何に対応したか経過を報告する。
 
症例:PD罹患歴3年60代女性。オフ時間が長くなり、夜中は気持ちが悪くて必ず目が覚める。
 
対応と経過:リモート面談(1)スマホで撮影した動画を幾つか見せて頂き、リモート面談。2ヶ月後、日本に一時帰国。当初は快適。しかし寒気が募ると便秘、不眠、ジストニアが出現。やがて薬が切れると苦しくなるなどのパニック障害が始まる。リモート面談(2)パニック発作に対して、呼気を意識した腹式呼吸を指導した。東洋医学的には「上逆」、肝虚寒証=肝が虚して冷えの状態と判断して、酸味のある梅干しを食べてもらって軽快した。
 
考察:パニック障害は、西洋医学的には、突然生じる不安、恐怖発作で、制御困難な精神状態、様々な身体症状を伴う症候である。肝虚寒証との判断にて、肝の働きを促進して精神の緊張を和らげることに傾注した。
 
まとめ: 呼気鍛錬をリモートで対応していた海外在住のPD患者が、一時帰国時に、パニック障害を来たした。肝虚寒証と考え対応し、加えて専門医の助言を協力的に得られたことが症状軽快に貢献した。
 
(文字数534字)
 
 
 
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