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「未病・養生考」
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「未病・養生考」

 
木更津杏林堂 金井友佑
 
 
 
『抄録』

目的:未病と養生についての考察。

対象と方法:インターネットによる文献調査。

結果:養生思想が日本に根付いたのは貝原益軒(1630-1714年)が1713年に書いた江戸時代のベストセラー養生指南書である「養生訓」からだと考えられる。「病気になる内欲(過剰の食欲、色欲等)を抑え、外邪(寒さ、暑さ等)を防ぐように心がけること。」が重要だとした。古典における未病は、『黄帝内経・素問・四氣調神大論篇』の「聖人不治已病、治未病。」や、『千金要方・巻二十七』の「上医医未病」のように、発病前の予防的な治療の意味。もう1つは『難経七十七難』に記載の『所謂治未病者、見肝之病則知肝当伝之与脾。故先実其脾気、無令得受肝之邪。故日治未病焉。』のように、早期の治療を行う事で病を予防するという意味で使われている。現代における未病は1994年第1回東京未病研究会(現・日本未病学会)開催が未病への組織的な取り組みの始まりと思われ、その後、1997年「厚生白書」に未病の定義が記載。2011年、神奈川県黒岩知事就任あいさつにて「いのちプロジェクト」の立ち上げを示唆し、それ以降未病を前面に押し出した健康政策を実施している。2020年、「未病」の定義が盛り込まれた国の第2期「健康・医療戦略」が閣議決定。国の戦略にも「未病」が位置づけられる。

結論:東洋医学の発想を用いた鍼灸は、治療でありながら未病治や養生を含有するものである。
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