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便秘に関する発表
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便秘に関する発表
 
 

第6回鍼灸師のための呼吸発声ストレッチ勉強会3部 :便秘対策の治療穴(金井友佑)
 
6月7日(日)
 
 
第7回鍼灸師のための呼吸発声ストレッチ勉強会3部 : 便秘の鍼灸治療の検討②(金井友佑)
 
7月19日(日)
 
 
第8回鍼灸師のための呼吸発声ストレッチ勉強会「腹部診察によるアセスメント・排便日誌」
 
8月23日(日)
 
 
 
 

便秘に対するツボはどれがよいか?

 
木更津杏林堂 金井友佑
 
 
『抄録』

目的:パーキンソン病患者に対する便秘の治療穴について検討する。

対象と方法: インターネットや鍼灸の書籍を用いて便秘についての記述内容を調査し治療穴を検討する。

結果:文献に載る便秘治療穴を調査した結果、多種の経穴があることがわかった。一番網羅的に記載のある池田政一編著『経穴主治症総覧』から便秘に対する治療穴を抽出したところ80穴あった。生理学的には、手足からの刺激は主に上脊髄反射が、体幹からの刺激は主に脊髄反射が起こるというように異なるメカニズムで体性自律神経反射が起こることが知られている。抽出された治療穴を手足と体幹部に分けると、手足は30穴、体幹部は50穴であった。さらに体幹部の中でも腹部27穴、側面3穴、背部20穴であった。また、背部の中では腰椎5番の高さより下部で15穴と一番多く、特に仙骨部の近辺が多いことがわかった。これは、便秘症状を有する活動レベルが著しく低い高齢患者に対する温罨法に関する研究の温熱領域とも一致した。

結論:治療穴の選択は、手足と腹部、腰部の3領域に分け、治療穴を3領域内でそれぞれ選択すると生理学的に多様なメカニズムによるアプローチができるのではないかと思われた。特に仙骨部は便秘の施術部位として妥当性が高いと考えられた。
 
   
 
 
 
 
 

便秘に対する鍼灸についてその2

 
木更津杏林堂 金井友佑
 
 
『抄録』

目的:パーキンソン病患者に対する便秘の治療穴について前回に続いて検討する。

対象と方法: インターネットや鍼灸の書籍を用いて便秘についての記述内容を調査し治療穴を検討する。

結果:前回、便秘治療穴を分類し、手足部と体幹部(腹部・腰部)に分けた。さらに今回、詳細な経穴を検討したところ、経験的に便秘に効果的な治療穴として、手足では、上巨虚、足三里、支構、照海、体幹部では、天枢、気海、大腸兪を基本治療穴として選出した。しかし鍼灸臨床上、患者の体質、状態、臨床症状などの違いによってタイプに分けて治療することが多い。比較的理解しやすい中医学的分類により便秘の分類をしてみると、胃腸の熱による「熱秘」(食べ過ぎタイプ)は、肝鬱による「気秘」(ストレスタイプ)、腎陽虚による「冷秘」(冷えタイプ)、気虚による「気虚秘」(虚弱タイプ)、血虚による「血虚秘」(貧血タイプ)になる。パーキンソン病の場合は「熱秘」は稀と考え除外しそれ以外の分類ごとの治療穴として次のように候補としてあげた。「気秘」の時、太衝、行間、内庭、内関、陽陵泉、期門、中脘。「冷秘」の時、関元、神闕、大横・中脘、脾兪、腎兪、膀胱兪、命門。「気虚秘」の時、尺沢、中脘、膈兪、膀胱兪、次髎。「血虚秘」の時、三陰交、膈兪、膀胱兪、次髎。

結論:中医学理論に基づいた便秘分類をもとに治療穴を選択した。このように体質をもとに治療穴を選べばより的確に便秘を改善できるかもしれない。
 
 
 
 
 

腹部診察によるアセスメント・排便日誌

 
木更津杏林堂 金井友佑
 
 
『抄録』

目的:パーキンソン病患者に対する排便評価に必要な腹部診察と排便日誌についてまとめる。

対象と方法:「便秘に悩まない排便ケアの手引書」(内日陽子ら)から引用し紹介する。

結果:腹部診察においては、左上前腸骨棘の腹部側の触診により、鉛筆くらいの太さで便貯留を触れることができ、便の硬さや貯留量が確認できる。アセスメントとして排便日誌をつけることで、排便パターン、便秘の種類を判断することができる。また、排便を①inPUT(食べる) ②ACTION(腸の活動) ③OutPUT(便を出す)の3視点に分けて考えることが提唱されている。例えばinPUTの問題の場合、アセスメントで、便秘症状があり食事や水分内容、量、時間、回数が少ないとわかったとき、食べる量(食物繊維)と便量は相関するので、食物繊維が足りないから便の量が少なく出づらい状態だと評価できる。改善策として食物繊維を多くとることはもちろん、水溶性と非水溶性線維の食品のバランスも考慮することが必要である。排便スケールは様々あり、その中でも日本語版便秘尺度(CAS)が多く研究に使われているようである。過去1ヶ月間(LT版)、過去1週間(MT版)、過去数日間(ST版)という3種類の評価票があり状況に応じて使い分けることができる。8つの項目について3段階の回答で16点満点である。

結論: 「便秘に悩まない排便ケアの手引書」を参考にすることで、特殊な装置を用いることなく便秘の評価を行うことが可能なことが示唆された。
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